【2月15日 AFP】米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation SocietySS)」の超高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil)号」のピート・ベシューン(Pete Bethune)船長が15日、暗闇のなかをジェットスキーで日本の調査船「第2昭南丸(Shonan Maru No. 2)」に接近し同船に侵入した。

「シー・シェパード」によると、ベシューン船長は前月6日に「アディ・ギル号」が「第2昭南丸」に衝突して破損した事件と同号乗組員6人に対する「殺人未遂」を理由に、昭南丸船長を「常人逮捕」する目的で乗り込んだという。また、「アディ・ギル号」の賠償金300万ドル(約2億7000万円)の請求書も手渡すことになっているという。

「シー・シェパード」は侵入したベシューン船長を日本側に「人質」として拘束されることも織り込み済みだと説明している。(c)AFP