中国 5か所目のパンダ育成施設開設へ
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【1月21日 AFP】中国中部湖南(Hunan)省長沙(Changsha)に、国内5か所目のパンダ育成センターが開設される。国営新華社(Xinhua)通信が20日伝えた。生殖活動に非常に「シャイ」なことで知られるパンダの個体数増加を目指す。 長沙動物園(Changsha Zoo)には5月1日、同国南西部四川(Sichuan)省から4頭の若いパンダが到着する予定。四川とはすでに合意済みで、あとは森林当局の承認を待つばかりとなっている。2~3人の専門家が派遣され、同動物園の飼育員は彼らから育成方法を学ぶ。 中国にはすでに北京(Beijing)に1か所、北部陝西(Shaanxi)省に1か所、四川省に2か所の育成センターがある。 パンダを繁殖させるうえで障害となっているのが、性欲の乏しさだ。飼育員たちは、ほかのパンダたちの交尾を撮影したいわゆる「パンダ・ポルノ」を見せたり、交尾に備えてオスの骨盤や足の筋肉を鍛えるための「セクササイズ」を行うなどの努力を行っている。 現在パンダは野生で約1600頭生息しており、その4分の3が四川省で暮らしている。一方、人口飼育されているのは180頭だ。(c)AFP