「不十分ながら前例のない合意」、COP15で米大統領
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【12月19日 AFP】(写真追加)バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は18日、デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)で開かれた国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)で、各国は地球温暖化対策としては不十分ながら「前例のない」合意に達したと語った。
この日、各国首脳は終了予定時間を4時間以上も越えて長時間の交渉を行った。交渉後オバマ大統領は、合意には達したものの、その内容には制約があり法的拘束力もないと語った。
欧州のある外交官によると、合意には2020年までの温室効果ガス排出量の削減目標の決定を来月に先送りすることが含まれている。排出量のピークを何年に迎えるようにするかについての言及も削除されたという。また米政府関係者によると、地球温暖化の上昇幅を2℃に抑えるよう先進国と主要途上国が取り組むとされている。
AFPが入手した合意文書の草案には、2010~2012年の3年間に米国が36億ドル(約3300億円)、日本が110億ドル(約1兆円)、欧州連合(EU)が106億ドル(約9600億円)を途上国に提供することも盛り込まれている。(c)AFP/Stephen Collinson
この日、各国首脳は終了予定時間を4時間以上も越えて長時間の交渉を行った。交渉後オバマ大統領は、合意には達したものの、その内容には制約があり法的拘束力もないと語った。
欧州のある外交官によると、合意には2020年までの温室効果ガス排出量の削減目標の決定を来月に先送りすることが含まれている。排出量のピークを何年に迎えるようにするかについての言及も削除されたという。また米政府関係者によると、地球温暖化の上昇幅を2℃に抑えるよう先進国と主要途上国が取り組むとされている。
AFPが入手した合意文書の草案には、2010~2012年の3年間に米国が36億ドル(約3300億円)、日本が110億ドル(約1兆円)、欧州連合(EU)が106億ドル(約9600億円)を途上国に提供することも盛り込まれている。(c)AFP/Stephen Collinson