【12月17日 AFP】深夜まで続く交渉のストレスや、会議室から会議室へと最長で500メートルの距離を駆け回ることが、デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開かれている国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)第15回締約国会議(COP15)の参加者に大きな負担を与えているようだ。

 COP15会場のベラ・センター(Bella Center)に詰めている緊急医師らによれば、前週は1日あたり110件ほどの対応をしていたが、18日の最終日に向かうに従い、1日あたりの対応件数が150件にまで増加しているという。

 コペンハーゲン地区の災害指令センター「MICCMajor Incident Command Centre)」のセンター長、Susanne Wammen医師は、AFPに対し「心臓発作2件と脳卒中が1件起きており、現在も治療中だ」と語った。

 また、「風邪やのどの痛みを訴えている人が大勢いるが、インフルエンザの感染疑いはこれまで1件のみ」と述べた。「何よりも驚いたのが、非常に多くの人が足にまめができていること」だという。(c)AFP