【11月26日 AFP】(一部更新)中国政府は26日、国内総生産(GDP)あたりの二酸化炭素排出量を2020年までに05年比で40~45%削減すると発表した。中国が数値目標を提示するのは初めて。

 中国政府はまた、来月デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開催される国連気候変動枠組条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)第15回締約国会議(COP15)に、温家宝(Wen Jiabao)首相が出席することも明らかにした。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、中国国務院(内閣)は発表のなかで「この措置はわが国独自の状況に基づいた中国政府の自主的なもので、気候変動に対する国際的努力に大きく貢献するものだ」と説明した。

 前日25日には米ホワイトハウスが、COP15にバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が出席し、米国の温室効果ガスを20年までに05年比で17%削減する数値目標を提示すると発表していた。

 米国と中国は温室効果ガス排出国の1位と2位で、両国の姿勢はCOP15での進展の鍵となるとみられている。(c)AFP