クロマグロ取引の一時禁止案、EU加盟国が不支持を決定
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【9月22日 AFP】欧州連合(EU)加盟国は21日、クロマグロの取引を一時禁止するとしたモナコの提案について、同案に支持を表明していたEUの執行機関である欧州委員会(European Commission)の勧告を否決し、支持しないことを決定した。
消息筋によると、地中海沿岸のEU加盟国はすべて、クロマグロの取引に関するいかなる禁止条項にも反対する意向を示したという。
モナコは、クロマグロ取引の2年間の禁止と、絶滅のおそれがある動植物の輸出入を禁止したワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora、CITES)のリストにクロマグロを含めることを提案していた。
欧州委員会は今月初め、この提案を支持すると表明していたが、反対する漁業団体などは、来月にも発表される最新の科学的個体数調査の結果を待つべきと主張していた。この結果は11月の大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas)総会で細かく検討される予定だ。
大西洋と地中海で漁獲されるクロマグロの約80%は日本向けとされる。(c)AFP
消息筋によると、地中海沿岸のEU加盟国はすべて、クロマグロの取引に関するいかなる禁止条項にも反対する意向を示したという。
モナコは、クロマグロ取引の2年間の禁止と、絶滅のおそれがある動植物の輸出入を禁止したワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora、CITES)のリストにクロマグロを含めることを提案していた。
欧州委員会は今月初め、この提案を支持すると表明していたが、反対する漁業団体などは、来月にも発表される最新の科学的個体数調査の結果を待つべきと主張していた。この結果は11月の大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas)総会で細かく検討される予定だ。
大西洋と地中海で漁獲されるクロマグロの約80%は日本向けとされる。(c)AFP