【8月25日 AFP】エチオピアのアディスアベバ(Addis Ababa)で24日、デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)で12月に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)のアフリカ代表8か国がCOP15に向けた共通認識を協議し、先進国に数十億ドル規模の賠償金を求める方針で合意した。関係者が明らかにした。

 会合のあと、スーダンのLumumba Di-Aping国連代表代理はAFPに対し、賠償金の額は「途上国、特にアフリカにおいて、急速で持続可能な発展および工業化を可能にするものでなければならない」と述べ、最大で世界のGDPの5%となる可能性を示唆した。これは、約3兆ドル(約280兆円)に相当する。

 最終的な決定は、リビアで29日に行われるアフリカ各国首脳の会議で下されるという。(c)AFP