【7月23日 AFP】南半球最大の氷河のひとつ、インド洋上の仏領ケルゲレン(Kerguelen)諸島にあるクック氷河(Cook Glacier)が過去40年間でほぼ5分の1程度小さくなったと、フランスの科学者らが発表した。

 衛星写真やそのほかのデータを組み合わせると、1963年には501平方キロメートルを覆っていた氷河は、91年までに毎年平均1.9キロ平方メートルずつ減ったことが明らかになった。厚さでは毎年平均1.5メートルの消失で、2003年までに氷河は当初の大きさから22%程度小さくなってしまったという。(c)AFP