アラル海、3年で8割縮小 かんがいシステム導入で
このニュースをシェア
【7月11日 AFP】 欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)は10日、 カザフスタンのアラル海(Aral Sea)の海岸線が劇的に後退していることを明らかにした。ESAの地球観測衛星「エンビサット(ENVISAT)」がとらえた画像によると、東側の水域は2006年からのわずか3年で80%も縮小した模様だという。内陸の水域としては、かつては世界4位の規模を誇っていた同海だが、半世紀ほど前の旧ソ連時代に綿花栽培のためのがかんがいシステムが導入されたことで同海に注ぐ川からの流入量が減り、海岸線が後退し続けている。(c)AFP