【3月28日 AFP】気候変動問題に対する断固とした行動を訴え、1時間の消灯を促す啓発キャンペーン「アースアワー(Earth Hour)」が28日、世界各地で数百万人が参加して行われる。

 オーストラリア・シドニー(Sydney)では午後8時30分(日本時間午後6時30分)から、オペラハウス(Opera House)やハーバーブリッジ(Harbour Bridge)などの照明が落とされ、シドニー港(Sydney Harbour)周辺は暗闇に包まれる予定だ。

 そのほかにも、エジプトのギザ(Giza)のピラミッドや北米のナイアガラの滝(Niagara Falls)、フランスのエッフェル塔(Eiffel Tower)、米国のエンパイアステートビル(Empire State Building)、ギリシャのアクロポリス(Acropolis)の丘、中国・北京(Beijing)の「鳥の巣(Bird’s Nest)」などが参加する。

 香港(Hong Kong)では、夜景で有名な湾岸地域で1500以上の建物が消灯するという。また、毎日行われているライトを使ったショーも開始以来初めて中止されるという。

 アースアワーは2年前にシドニーで、220万人が参加して始まったが、今年は84か国、2848の市町村が参加するという。(c)AFP/Amy Coopes