ガラパゴス諸島でピンクの新種イグアナ発見される
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【1月6日 AFP】南米エクアドルのガラパゴス諸島(Galapagos Islands)で、同国とイタリアの研究者チームが、非常に珍しいピンク色の陸イグアナを発見した。
ガラパゴス国立公園(Galapagos National Park)での調査を率いたワシントン・タピア(Washington Tapia)隊長は、「21世紀に入ってまだ、これだけの大きな発見があるとは驚きだ」と、電話インタビューで語った。
調査チームは、ピンク色の胴に黒い斑点のあるイグアナを発見した当初、単に皮膚の色素沈着に問題があるだけだと考えたという。
ピンク色のイグアナが最初に見つかったのは1986年で、数年後、科学者たちはこのイグアナは新種だと結論づけた。タピア氏によると、どれだけの個体数がいるかはまだ把握できていないが、これまでの調査で36匹しか捕獲されていないことから、科学者らは全体数は少ないとみている。
このイグアナは成体では体長1.8メートルにも達し、背中のとげの構造がほかのイグアナとは異なっているという。生態については今後、さらに詳細な調査が必要だと、タピア氏は語った。
ガラパゴス諸島は1978年、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界文化遺産に登録されている。(c)AFP