「コアラが絶滅してしまう」、豪NGOが国家戦略での保護を要請
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【12月12日 AFP】政府が緊急対策を実施しなければ、オーストラリアの人気者コアラが一部地域で絶滅してしまう――。豪動物保護団体「オーストラリアコアラ基金(Australian Koala Foundation、AKF)」の専門家らは11日、クイーンズランド(Queensland)州のコアラ生息数がこの10年で1万頭から3800頭程度に減少したことを明らかにした。
12日にも政府当局者と会い、コアラ保護のための国家戦略を策定するよう申し入れるという。
AKF関係者によると、オーストラリア全土に生息するコアラはかつては数百万頭いたが、1920年代に毛皮目的で乱獲され、現在では10万頭以下しかいない。中でも、「コアラ・コースト」として有名なクイーンズランド州では生息地に土地開発が迫り、1996-99に行われた調査時から少なくとも26%減少したとしている。
AKFは、ピーター・ギャレット(Peter Garrett)環境相に対し、法律でクイーンズランド州のコアラを絶滅危惧(きぐ)種に指定して、土地開発からコアラの生息地を保護するよう強く求めている。(c)AFP/Julie Shingleton
12日にも政府当局者と会い、コアラ保護のための国家戦略を策定するよう申し入れるという。
AKF関係者によると、オーストラリア全土に生息するコアラはかつては数百万頭いたが、1920年代に毛皮目的で乱獲され、現在では10万頭以下しかいない。中でも、「コアラ・コースト」として有名なクイーンズランド州では生息地に土地開発が迫り、1996-99に行われた調査時から少なくとも26%減少したとしている。
AKFは、ピーター・ギャレット(Peter Garrett)環境相に対し、法律でクイーンズランド州のコアラを絶滅危惧(きぐ)種に指定して、土地開発からコアラの生息地を保護するよう強く求めている。(c)AFP/Julie Shingleton