【11月21日 AFP】国連環境計画(United Nations Environment ProgrammeUNEP)は13日、アジア上空に広がる汚染物質などを含んだ巨大な「褐色雲」によって、数十万人が死亡しているほか、氷河の融解や気候変動、農作物への被害などが発生していると警告。また、大気汚染を原因とする心臓血管や呼吸器などの疾患で、中国とインドの2か国だけで毎年34万人が死亡しているとの推計を発表した。

 中国政府は、急速に進む経済成長の大部分が石炭燃料に依存しているとして温室効果ガスの排出規制は難しいとの立場を取っているが、地球温暖化問題への取り組みは急を要するとの認識をも示している。(c)AFP