【9月19日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)が選ぶ環境に優しい大手電気製品メーカーランキングで、携帯電話端末世界トップのノキア(Nokia)が1位に選ばれた。

 グリーンピースが16日に発表した同ランキングは、化学物質、廃棄物、エネルギーなどについて、各企業の取り組みを10ポイント満点で評価したもので、トップとなったノキアは7ポイントを獲得した。

 グリーンピースは特に、インドで使用済みの携帯電話を無料で回収するポイントを354か所設けたノキアの取り組みを高く評価した。

 また、使用電力の25%に再生可能エネルギーを利用しており、その割合を2010年までに50%まで引き上げるとした企業目標も評価された。

 ランキングの発表にあたりグリーンピースは、「各企業には製品における有害な化学物質の使用を減らすよう求めたい。また、子どもたちが廃棄された電気製品の山をあさるような児童労働も止めさせなければならない」との声明文を発表した。

 このほか、2位は5.7ポイントで韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)、3位は5.5ポイントの富士通・シーメンス・コンピューターズ(Fujitsu Siemens Computers)で、最下位は0.8ポイントの任天堂(Nintendo)だった。

 グリーンピースは、有害化学物質の使用の多さや廃棄製品に対する取り組みがほとんどなされていないとして、任天堂や米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)を非難した。同ランキングでのマイクロソフト獲得ポイントは2.2ポイント。(c)AFP