ハンガリーのスーパー・エコカー「ソロ」、試作車公開
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【6月21日 AFP】ハンガリーの自動車メーカーAntroは、最高時速140キロ、エタノール燃料1.5-2リットルで100キロの距離を走行できる、超軽量・超低燃費・低排出ガスの小型ハイブリッド車「ソロ(Solo)」の試作車を公開した。
ブダペスト(Budapest)の交通博物館(Museum of Transport)で17日に公開されたソロは、なめらかな卵形をしており、全長3メートル強、全幅2メートル弱と小型で3人乗り。運転席は2つの座席の間にある。
フレームとボディーには炭素繊維複合材を採用し、車重は270キロと極めて軽い。
ガラスを採用したルーフの全面に高性能のソーラーパネルが設置されており、太陽エネルギーだけで15-25キロの走行が可能。長距離の移動のために、小型の電気モーターが4台、それぞれのタイヤに組み込まれている。
■特殊ペダルを使って「人力駆動」も可能
同社によると、ソロは街中では電気モーター、太陽エネルギーを利用して走行する。渋滞時には発電機に取り付けられた特殊なペダルを使って人力で動かすことも出来る。一方、長距離移動の場合には、従来の燃料だけでなく、バイオ燃料やエタノール燃料も使用可能な新型エンジンを使用する。
内装は、ハンドルや特殊ペダルも含め、全体に木材と革が使われており、優雅で居心地の良い空間が作られている。
販売価格はこの種の街乗り用小型車としては一般的な1万2000ユーロ(約200万円)程度になる見込みだが、二酸化炭素の排出量は非ハイブリッド車の4分の1に抑えられるとしている。Antroは2012年の本格生産開始を目指している。
■姉妹車「デュオ」も生産へ
同社は、同じ時期にソロよりも大型の姉妹車、6人乗りタイプの「デュオ(Duo)」の生産も計画している。
デュオは必要とあれば2台に分解することができる。設計者によると、わずか10分でデュオを2台のソロに変えることが出来るという。(c)AFP
ブダペスト(Budapest)の交通博物館(Museum of Transport)で17日に公開されたソロは、なめらかな卵形をしており、全長3メートル強、全幅2メートル弱と小型で3人乗り。運転席は2つの座席の間にある。
フレームとボディーには炭素繊維複合材を採用し、車重は270キロと極めて軽い。
ガラスを採用したルーフの全面に高性能のソーラーパネルが設置されており、太陽エネルギーだけで15-25キロの走行が可能。長距離の移動のために、小型の電気モーターが4台、それぞれのタイヤに組み込まれている。
■特殊ペダルを使って「人力駆動」も可能
同社によると、ソロは街中では電気モーター、太陽エネルギーを利用して走行する。渋滞時には発電機に取り付けられた特殊なペダルを使って人力で動かすことも出来る。一方、長距離移動の場合には、従来の燃料だけでなく、バイオ燃料やエタノール燃料も使用可能な新型エンジンを使用する。
内装は、ハンドルや特殊ペダルも含め、全体に木材と革が使われており、優雅で居心地の良い空間が作られている。
販売価格はこの種の街乗り用小型車としては一般的な1万2000ユーロ(約200万円)程度になる見込みだが、二酸化炭素の排出量は非ハイブリッド車の4分の1に抑えられるとしている。Antroは2012年の本格生産開始を目指している。
■姉妹車「デュオ」も生産へ
同社は、同じ時期にソロよりも大型の姉妹車、6人乗りタイプの「デュオ(Duo)」の生産も計画している。
デュオは必要とあれば2台に分解することができる。設計者によると、わずか10分でデュオを2台のソロに変えることが出来るという。(c)AFP