中国の資源消費量、自国の持続的に供給できる量の2倍以上 WWF報告書
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【6月11日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)が10日に発表した報告書によると、中国は現在、同国内の生態系が持続的に供給できる資源の2倍以上の量を消費しているという。さらに、世界の生物生産力の15%を消費していることも明らかになった。
同報告書によると、2003年の中国の平均「エコロジカル・フットプリント」は1.6ヘクタールだった。これは、国民1人が生活する上で必要とされる農耕地などの面積が1.6ヘクタールだということを意味する。
この数値は世界平均の2.2ヘクタールよりも低いものだが、「中国の人口や活発な経済発展を考慮すれば、課題が残る」という。
その上で、同報告書は「中国のエコロジカル・フットプリントが、国民1人あたり10ヘクタールを必要とする米国の水準まで上昇した場合は、中国1国が必要とする土地は地球全体の面積に及ぶ」と指摘した。
この報告書は、WWFと「中国の環境と開発に関する国際協力委員会」(China Council for International Cooperation on Environment and Development)が共同で発表したもの。(c)AFP
【関連情報】WWFジャパンのウェブサイト
同報告書によると、2003年の中国の平均「エコロジカル・フットプリント」は1.6ヘクタールだった。これは、国民1人が生活する上で必要とされる農耕地などの面積が1.6ヘクタールだということを意味する。
この数値は世界平均の2.2ヘクタールよりも低いものだが、「中国の人口や活発な経済発展を考慮すれば、課題が残る」という。
その上で、同報告書は「中国のエコロジカル・フットプリントが、国民1人あたり10ヘクタールを必要とする米国の水準まで上昇した場合は、中国1国が必要とする土地は地球全体の面積に及ぶ」と指摘した。
この報告書は、WWFと「中国の環境と開発に関する国際協力委員会」(China Council for International Cooperation on Environment and Development)が共同で発表したもの。(c)AFP
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