中国はすでに世界一のCO2排出国、米研究報告
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【AFP】二酸化炭素(CO2)排出量において、中国はすでに米国を上回っている。米カリフォルニア大学(University of California)の研究チームが15日、このような研究結果を発表した。従来は米国が世界最大のCO2排出国とされていた。
同大学バークリー校(Berkeley)のMaximilian Aufhammer教授(経済学)とサンディエゴ校(San Diego)のリチャード・カーソン(Richard Carson)教授(経済学)が執筆した論文は、5月発行の米誌「Journal of Environmental Economics and Management(環境経済学と管理)」に掲載される。
研究は「中国のCO2排出量は、これまでの予想の2020年ではなく、2006年時点で間違いなく米国の排出量を上回っている」と指摘している。
研究では中国のさまざまな州で化石燃料使用に関するデータを収集し、2004年から2010年までのCO2排出量の年増加率を11%と予想した。これまでの予想では年増加率は2.5-5.0%とされていた。
研究の執筆者らは、中国による大気汚染は京都議定書(Kyoto Protocol)に従って各国が行っている温室効果ガス削減に対する取り組みを台無しにしていると批判している。(c)AFP
同大学バークリー校(Berkeley)のMaximilian Aufhammer教授(経済学)とサンディエゴ校(San Diego)のリチャード・カーソン(Richard Carson)教授(経済学)が執筆した論文は、5月発行の米誌「Journal of Environmental Economics and Management(環境経済学と管理)」に掲載される。
研究は「中国のCO2排出量は、これまでの予想の2020年ではなく、2006年時点で間違いなく米国の排出量を上回っている」と指摘している。
研究では中国のさまざまな州で化石燃料使用に関するデータを収集し、2004年から2010年までのCO2排出量の年増加率を11%と予想した。これまでの予想では年増加率は2.5-5.0%とされていた。
研究の執筆者らは、中国による大気汚染は京都議定書(Kyoto Protocol)に従って各国が行っている温室効果ガス削減に対する取り組みを台無しにしていると批判している。(c)AFP