【3月6日 AFP】米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の船が日本の調査捕鯨船「日新丸(Nisshin Maru)」の妨害活動を行った問題で、日新丸を所有する共同船舶(Kyodo Senpaku)は、シー・シェパードを刑事告訴する方針を固めた。NHKが5日、報じた。

 シー・シェパードの活動家らは3日、南極海で航行中の日新丸に対し刺激性の酸の入ったビンなどを投げ込み、日本人乗組員や同乗していた海上保安庁職員ら3人が軽傷を負っていた。

 NHKによると、共同船舶は刑事告訴にむけてビンなどを投げ込んだ人物を特定するため、この時のビデオ映像の解析作業を進めているという。

 共同船舶は、政府との契約の下、調査捕鯨を行っている。なお、同社はNHKの報道に関してコメントしていない。(c)AFP