【2月7日 AFP】オーストラリア政府は7日、南極海での日本の調査捕鯨活動を撮影した「衝撃的な」写真を公開した。同政府は、日本の捕鯨活動を中止させるための法的措置に向けた証拠を得たとしている。

 写真は、国際法廷に提訴するための「証拠」収集のため日本の捕鯨活動を監視ししている豪政府の税関船が撮影したもの。

 ある写真では、モリを撃ち込まれた後、日本の捕鯨船に引き上げられる親子のクジラが映っている。子クジラのわき腹にはモリによる生々しい傷跡が見えるが、豪政府は爆発物を内蔵したモリによるものだと主張している。

 これについて、ピーター・ギャレット(Peter Garrett)環境・水産資源相は「気分の悪くなる写真だ」と述べた。

 また、ボブ・ディーバス(Bob Debus)内相は、豪政府の監視船が収集した多数の「衝撃的」写真は、日本の捕鯨活動中止をめざす提訴における重要な証拠だと自信を示した。(c)AFP/Lawrence Bartlett