【1月28日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド大学(University of Queensland)の研究チームが、リモコン飛行機を使ったザトウクジラの観測を始める。シドニー(Sydney)の日曜紙サン・ヘラルド(Sun-Herald)が27日、報じた。

 翼幅5メートルの無人飛行機を用い、同国ノースストラドブローク島(North Stradbroke Island)沖の海域でザトウクジラを撮影。より正確な個体数を把握し、それを元に日本政府に捕鯨中止を求める考えだ。

 同大のマイケル・ノード(Michael Noad)博士は同プロジェクトについて、「ザトウクジラは通常1頭か2頭で移動し、海面に浮上する前に潮を吹く。移動距離が長いため、生息を確認するには広い範囲を観察する必要がある」と説明している。

 プロジェクトの第1段階では、データ収集の難易度を確認し、リアルタイムでの映像再生を試みる予定だという。(c)AFP