【1月17日 AFP】南極海で日本の調査捕鯨船に拘束された反捕鯨団体の活動家2人の身柄引き取りを申し出ていたオーストラリア政府は17日、税関巡視船を派遣した。

 ケビン・ラッド(Kevin Rudd)豪首相は日本の捕鯨船側に2人の無事解放を呼び掛けつつ、スティーブン・スミス(Stephen Smith)外相が2人の身柄引き渡しについて日本政府と常に連絡を取っていることを明らかにした。
 
 スミス外相は、豪税関の巡視船「オーシャニック・バイキング(Oceanic Viking)」号は関係各者の協力が整い次第、2人を拘束している第2勇新丸(Yushin Maru No 2)から身柄を預かり、2人が乗船していた船に戻す用意ができていると述べた。

 同外相は「身柄引き渡しを可能な限り早急に実現させたいが、容易な作業ではないことはみんな分かっている」と述べた。(c)AFP/Lawrence Bartlett