【11月7日 AFP】2008年夏季五輪開催地の北京(Beijing)市当局は6日、五輪開催中の交通規制を行わない方針を明らかにした。新華(Xinhua)社通信が報じた

 国際オリンピック委員会(IOCInternational Olympic Committee)は北京市で深刻化する交通渋滞と大気汚染を懸念している。だが新華社通信が報じたところによると、北京市交通当局筋は上海(Shanghai)市が施行しているような自動車の所有制限を採用する代わりに、所有者に対して自家用車の使用を控えるよう呼び掛けていくという。さらに市内の交通網を改善することで、自主的に自家用車から公共交通機関への移行を促してゆく構えだ。

 北京市に登録されている自動車は8月までに308万台にのぼり、2世帯に1台の割合。景気拡大に伴い、更なる増加が見込まれている。(c)AFP