「ヒツジよりもカンガルー」、環境に優しいオーストラリアの象徴
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【7月12日 AFP】シドニー大学(University of Sydney)の生態学者、Chris Dickman教授は11日、カンガルーは羊に比べ、傷つきやすいオーストラリアの環境に対して与えるダメージが少ないため、国内の農場経営者らはカンガルーの放牧を始めるべきだと提唱した。同教授によると、現在牧羊地や麦畑として使われている土地はカンガルーの放牧により適しているとされ、またカンガルーの乾燥した気候への適応性を考慮すると、降雨量が少から中程度の地域では農地をカンガルーの放牧に利用した方が農場経営者の利益も増えるという。Dickman教授はまた、カンガルーがあまり環境を破壊しないのに対し、羊は過放牧されて地表を荒らしているとも指摘した。(c)AFP