【1月10日 AFP】ノルウェーのスバルバル(Svalbard)諸島で、同国の冒険家がホッキョクグマと一緒にサーモンサンドイッチを食べる動画が、5日公開された。

 ラグナル・ソアセス(Ragnar Thorseth)さんは「マヨネーズのついたサーモンサンドイッチをクマにあげたよ」と動画の中で語る。ソアセスさんは、本来はホッキョクグマ猟のために作られた船のデッキからホッキョクグマにサンドイッチを与えた。

 この動画は、もともと20年以上前に撮影されたもの。キャンプ・アウトドア専門のウェブサイトが5日に初めて公開した。

「人や他の動物の気持ちを読めるように、ホッキョクグマの気持ちを推測できる。攻撃的になっているのか?お腹がすいているのか?僕を傷つけようとしているのか?」と話すソアセスさんは動画の冒頭で「このクマは危険じゃない」と仲間たちに請け合う。「野生にはホッキョクグマを食べる動物はいないので、別のホッキョクグマにおびえるときを除けば、ホッキョクグマが恐怖を感じることはほとんどない」

 ホッキョクグマは、地球温暖化による北極の氷の減少が原因で絶滅が危ぐされており、米地質調査所(US Geological Survey)は2050年までにホッキョクグマの個体数は現在の2万~2万5000頭から、3分の1に減少する恐れがあるとしている。(c)AFP

【参考】ホッキョクグマとサーモンサンドイッチを食べる冒険家(動画)