【6月28日 AFP】故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの急死をめぐり、家族が公演主催会社のAEGライブ(AEG Live)を提訴した裁判で27日、マイケルさんのおいで3人の遺児の共同後見人を務めるミュージシャンのTJ・ジャクソン(TJ Jackson)さん(34)が出廷し、マイケルさんの死で最大の打撃を受けたのは長女のパリス(Paris Jackson)さん(15)だと語った。

 パリスさんは今月5日、ロサンゼルス(Los Angeles)北西カラバサス(Calabasas)の自宅で手首を傷つけ鎮痛薬を過剰摂取して病院に搬送され、現在も入院中だ。自殺を図ったものとみられる。パリスさんは過去に抑うつの治療を受けていた。

 米カリフォルニア(California%)州の裁判所で証言に立ったT・Jさんは、懸命に冷静さを保とうとしながら「叔父の死はパリスにとって別次元のショックだったと思う」と述べた。

「つらいだろう。彼女は父親っ子で、叔父が世界の全てだったから」

 今回の民事訴訟でジャクソン家から証人として出廷したのは、前日に証言したマイケルさんの長男プリンス(Prince Jackson)さん(16)に続いてT・Jさんが2人目。(c)AFP