エリザベス女王役のヘレン・ミレン、騒音集団に「ロイヤル説教」
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【5月7日 AFP】英女優ヘレン・ミレン(Helen Mirren)が、英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の衣装姿でロンドン(London)の劇場から飛び出し、劇場の外でドラムを打ち鳴らしていた集団をロイヤル(王室)風にしかりつけた。
エリザベス女王役でかつてアカデミー賞主演女優賞を獲得したミレンは、ドラムの一団を追い払うために、実に女王らしくない言葉を使ったことを認めた。
■壁の薄い劇場の前で…
ドラムの一団は4日、同性愛者やトランスジェンダーの人々のためのフェスティバル「As One in the Park」を宣伝するため、ミレンの舞台が行われているギールグッド劇場の前で立ち止まって演奏をしていた。
ミレンの出演する「オーディエンス(The Audience)」の第1幕は、エリザベス女王が歴代英国首相と面会する様子を描く場面だが、ドラムの音で台無しになったという。
かっとなったミレンは幕間に外に飛び出した。デービット・キャメロン(David Cameron)首相を演じる共演者のルーファス・ライト(Rufus Wright)も苦情を言いに外に出たが、ミレンのけんまくに驚いたという。
ライトはツイッター(Twitter)で、「ヘレンの様子を見せたかったな。彼女は頭からつま先まで女王の格好をして、ドラマーたちに怒鳴ったんだ。本当。息をのむような出来事だったよ」とつぶやいている。
フェスティバル側によると、彼女は明らかに怒った様子で、「静かに!私はここで芝居をしようとしてるの!みんな高いお金を払ってチケットを買ったのよ」と叫んでいたという。
■ミレン本人が振り返る
だが、ミレン本人が英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に語ったところによると、ミレンはもう少し強い言葉を使ったという。
「バンドと劇場の間には薄い壁一枚しかなかったから、舞台上で驚くほど大きく響いたのよ。観客は私たちの声を全く聞くことができなかった。私は文字通り、舞台から下がって、階段をまっすぐ上って、楽屋口をまっすぐ出て、集まっていた人を押し分けてこう言ったの。『止めなさい。今すぐ止めなさい』──ただ、もう少し強い言葉を使ったかもしれないわね」
「彼らはとてもいい人たちで、私のことを、路上で説教を始める変なおばさんではないと分かった瞬間に止めてくれたわ」
(c)AFP
エリザベス女王役でかつてアカデミー賞主演女優賞を獲得したミレンは、ドラムの一団を追い払うために、実に女王らしくない言葉を使ったことを認めた。
■壁の薄い劇場の前で…
ドラムの一団は4日、同性愛者やトランスジェンダーの人々のためのフェスティバル「As One in the Park」を宣伝するため、ミレンの舞台が行われているギールグッド劇場の前で立ち止まって演奏をしていた。
ミレンの出演する「オーディエンス(The Audience)」の第1幕は、エリザベス女王が歴代英国首相と面会する様子を描く場面だが、ドラムの音で台無しになったという。
かっとなったミレンは幕間に外に飛び出した。デービット・キャメロン(David Cameron)首相を演じる共演者のルーファス・ライト(Rufus Wright)も苦情を言いに外に出たが、ミレンのけんまくに驚いたという。
ライトはツイッター(Twitter)で、「ヘレンの様子を見せたかったな。彼女は頭からつま先まで女王の格好をして、ドラマーたちに怒鳴ったんだ。本当。息をのむような出来事だったよ」とつぶやいている。
フェスティバル側によると、彼女は明らかに怒った様子で、「静かに!私はここで芝居をしようとしてるの!みんな高いお金を払ってチケットを買ったのよ」と叫んでいたという。
■ミレン本人が振り返る
だが、ミレン本人が英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に語ったところによると、ミレンはもう少し強い言葉を使ったという。
「バンドと劇場の間には薄い壁一枚しかなかったから、舞台上で驚くほど大きく響いたのよ。観客は私たちの声を全く聞くことができなかった。私は文字通り、舞台から下がって、階段をまっすぐ上って、楽屋口をまっすぐ出て、集まっていた人を押し分けてこう言ったの。『止めなさい。今すぐ止めなさい』──ただ、もう少し強い言葉を使ったかもしれないわね」
「彼らはとてもいい人たちで、私のことを、路上で説教を始める変なおばさんではないと分かった瞬間に止めてくれたわ」
(c)AFP