【11月6日 AFP】英ロックミュージシャンのオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)さんの妻シャロン・オズボーン(Sharon Osbourne)さん(60)が、乳がんの予防措置として両乳房を切除したことを、5日発売の英セレブ情報誌「ハロー(Hello!)』のインタビューで明かした。乳がん遺伝子検査で陽性の結果が出たため決断したという。

 シャロンさんは10年前に大腸がんを患っており、そのときの苦痛を再び経験するのは耐え難ったと告白している。

「乳がん遺伝子があると分かってすぐ、勝算はなさそうだわって思ったの。前にもがんを経験しているから、あんな不安を抱えて生きるのはもう嫌だった。だから全て取ってしまおうと決めて、両乳房切除手術を受けたんです」

 先日、息子のジャックさんに女児パール(Pearl)ちゃんが生まれ、祖母になったばかりのシャロンさん。手術には13時間を要したというが、「私にとっては重大な決断ではなかったし、考える必要さえなかった」と語った。

「残りの人生をずっと暗い影に覆われたまま生きるなんて、ごめんだったの。長生きしたいわ、パールのおばあちゃんとしてもね」

 シャロンさんは1970年代後半にオジー・オズボーンさんのマネージャーを務めた後、結婚。2002~05年に米音楽専門チャンネルMTVのリアリティー番組「オズボーンズ(The Osbournes)」で人気を博し、最近では米テレビオーディション番組「アメリカズ・ガット・タレント(America's Got Talent)」で審査員を務めている。(c)AFP