【8月15日 AFP】英ウェールズ出身の名優リチャード・バートン(Richard Burton)の日記の一部が14日に初公開され、バートンが2回の結婚と破局を繰り返したスクリーンの女王、エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)への身を切るような愛が明るみになった。

 公開されたのは10月に完全版が出版されるバートンの日記からの抜粋。大酒飲みとして知られたバートンが隠し持っていた繊細な一面を伝えている。

「彼女(テイラー)は私を気取り屋ではなく、模範的な男に変えた。彼女はものすごく刺激的な恋人だ。シャイだが機知に富み、抜かりがない」

「才気あふれた女優だ…傲慢で強情にもなり、穏やかで愛情にあふれもする」

「彼女は日曜日生まれの子(可愛い、陽気、快活の意)だから、だめな私、酒浸りの私を受け入れることができる。彼女から離れていると胃が痛む思いだ。彼女は私を愛し、そして私は彼女を永遠に愛する」

 また1968年11月に書かれた日記では、テイラーの美貌を「ポルノグラフィーの夢を超えるほど美しい」と称賛している。

 映画『クレオパトラ(Cleopatra)』の撮影現場で1961年に初めて出会った2人は、1976年に2回目の離婚をして最終的に破局した。

 バートンの最後の妻となったサリー(Sally Burton)さんが英スウォンジー大学(Swansea University)に寄贈したこの日記は、同大のクリストファー・ウィリアムズ(Christopher Williams)教授によって編集され、出版される。(c)AFP