【6月7日 AFP】グラミー賞(Grammy Awards)を9回受賞している米歌手シェリル・クロウ(Sheryl Crow)さん(50)が、5日付のラスベガス・レビュー・ジャーナル(Las Vegas Revue Journal)紙で、脳に良性の腫瘍があることを明かした。クロウさんは2006年にも乳がんと診断されたが克服している。

 クロウさんは前年11月、ステージ上で歌詞を忘れるなど記憶に問題があることが気になりMRIスキャンなどの検査を受けた。この際、医師が腫瘍を発見したという。

「オール・アイ・ワナ・ドゥ(All I Wanna Do)」や「リービング・ラスベガス(Leaving Las Vegas)」などのヒット曲で知られるクロウさんは、ツール・ド・フランス(Tour de France)で7度優勝している元自転車選手のランス・アームストロング(Lance Armstrong)さんと2003年に交際を始め、05年に婚約。しかし翌年に別れ、その直後に乳がんと診断された。この時は手術と放射線治療でがんを克服している。

 07年には生後2週間の男児を養子に迎えたことを発表。報道によれば、10年にも2人目の男児と養子縁組をしている。(c)AFP