【3月8日 AFP】前月に急死した米歌手ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さんの遺言書が7日、ニュース番組『Inside Edition』で公開され、全ての遺産は一人娘のボビー・クリスティナ・ヒューストン(Bobbi Kristina Houston)さん(19)が相続することが明らかになった。ヒューストンさんの前夫でボビー・クリスティナさんの父親のボビー・ブラウン(Bobby Brown)さんへ残された遺産はなかった。

 ヒューストンさんが残した金銭、家具、衣服、宝石類、車や私物など全財産を、クリスティナさんが相続するという。

 遺産は信託で管理し、クリスティナさんが21歳と25歳を迎えた時点で、それぞれ遺産の一部が渡され、30歳で全ての遺産が受け渡される。ヒューストンさんの母親シシー・ヒューストン(Cissy Houston)さんが遺言執行者となり、兄のマイケル・ヒューストン(Michael Houston)さんと義姉のドナ・ヒューストン(Donna Houston)さんが管財人となる。

 遺言書が最初に書かれたのは1993年だが、2000年に修正された。文面の最後には、ヒューストンさんより先に娘が亡くなった場合には、遺産は前夫のブラウンさん、母親のシシーさんなどを含めた肉親の間で分配すると書かれている。

 遺言書の文面の一部は、米娯楽ニュースサイト『Inside Edition』で公開されている。(c)AFP