【9月16日 AFP】先月、機内で放尿する騒ぎを起こした仏俳優ジェラール・ドパルデュー（Gerard Depardieu）さんが13日、米CNNのトーク番組に出演し、ビンに放尿するしかなかったと釈明した。

　ダブリン（Dublin）からの衛星中継でインタビュアー、アンダーソン・クーパー（Anderson Cooper）氏の質問に答えたドパルデューさんは、ビンが小さかったと説明した。

■「私はモンスターじゃない」

　パリ（Paris）発ダブリン行きの飛行機に乗ったドパルデューさんは離陸前、機内のトイレを使おうとしたが、客室乗務員に「足でドアをブロック」され、席に戻るよう言われたという。

　ドパルデューさんは当時を思い出し、「私は『おしっこがたまってる。おしっこがしたいんだ。苦しいんだよ』と言ったんだ」と笑いながら説明した。「私はテロリストじゃない。おしっこがしたいだけなんだ」と訴えたドパルデューさんだったが、客室乗務員に再び拒否されたため、友人から空きビンを借り、その中に放尿した。「私はモンスターじゃない。おしっこがしたいただの男さ。なぜドアをブロックされたのか分からない」

　しかし、おしっこがビンから溢れたことで、その客室乗務員は激怒。ドパルデューさんは、「ビンが小さすぎた。私はゾウみたいな大男だからね」と釈明。「大丈夫。自分で掃除するよ」と言ったという。

　その頃にはカメラ付き携帯電話を持った乗客が周りに集まっていた。同機はすぐにターミナルに引き返し、ドパルデューは地上係員に付き添われて同機を降りた。

　クーパーさんにワインを飲んでいたのかと尋ねられたドパルデューさんは、違うと答えた。(c)AFP

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