【3月5日 AFP】トラブル続きの米俳優チャーリー・シーン(Charlie Sheen)が4日、前週、反ユダヤ主義と批判されたことに対し、自らがユダヤ系であることを明かして否定し、これからハイチに行って被災者の支援活動をすると語った。

 シーンが主演する人気ドラマ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ(Two and a Half Men)」は前週、番組製作者チャック・ロリー(Chuck Lorre)氏へのシーンによる度重なる暴言などを受け、今シーズンの打ち切りが決定した。

 この騒動をめぐり、ユダヤ系の米人権団体「名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation LeagueADL)」は、シーンがロリー氏をヘブライ語翻訳のシャイム・レビン(Chaim Levine)の名で非難したとして「反ユダヤ主義の境界線上」だと批判していた。

 4日の米テレビ番組「アクセスハリウッドライブ(Access Hollywood Live)」に出演したシーンは、この批判に対し、「俺の母はユダヤ系だ。だけど母の父親が誰かわからないので少し複雑なんだ」と表明。

 「でも事実、(母は)ユダヤ系。だから自分も子どももユダヤ系になるはずだ。それに元妻のブルック・ミュラー(Brooke Mueller)もユダヤ系。それも言っておくべきだったね」

 ユダヤ系であることを早期に表明しなかった理由を問われ、シーンは「わかってる、わかってる。俺のへまだよ。きっと眠りこけてたんだ。うとうとしてたんだろう。滅多にないことだよ」と語った。

 CBSテレビの「ハーパー★ボーイズ」打ち切り発表後、シーンは次々とテレビインタビューに出演し、とりとめもない発言を連発。これに困った広報担当者は辞めてしまったという。

 シーンは2日、警察官が双子の子どもを自宅から連れ出したことをインタビューで語った。シーンに脅迫されたと主張するブルック・ミュラーさんが裁判所に申請していた接近禁止命令が受理されたのだという。

 また同日、シーンはツイッター(Twitter)にアカウントを開設。一大センセーションを巻き起こし、シーンのアカウントは週末までにフォロワー160万人を獲得した。

■ショーン・ペンとハイチへ?

 4日のインタビュー番組で、シーンは、友人の米俳優ショーン・ペン(Sean Penn)とともに、地震とコレラに見舞われたハイチに行く計画を発表。「いくつかのことを(ペンと)したあとで、ハイチに行くことになりそうだ」と明かした。

 「とんでもなくわくわくしてる。だって、俺が世界の注目をハイチに集めることができたら、このビッグウェーブが最高潮に達するのは間違いないから」と、シーンは語った。(c)AFP

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