【1月21日 AFP】スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票を支援するため現地を訪れていた米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)が、マラリアに感染していたことが明らかになった。クルーニー本人が、21日放送予定のテレビ番組で語った。

 ピアーズ・モーガン(Piers Morgan)が司会を務めるCNNのトーク番組に出演したクルーニーは、感染原因となった蚊に刺されたのは、戦争犯罪と大量殺りくの罪などで国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)から逮捕状が出ているオマル・バシル(Omar al-Beshir)大統領のせいかもしれないと話した。

「(スーダン南部)ジュバ(Juba)の蚊が僕を見て法廷関係者と思ったんだろう」

 さらに、バシル大統領が病原体を持ち復讐心にかられた蚊をあなたの行くところすべてに差し向けていたと思うかとモーガンに聞かれたクルーニーは、「ああ、そう思うね」と冗談交じりに答えた。

 クルーニーは、2度マラリアに感染したというが、詳しい症状については語らなかった。

 モーガンはツイッターで、「クルーニーのマラリア最新情報:看病したいと申し出た人2万4563人」とつぶやくも、「クルーニーの代理人によれば、薬が効いて回復したそうだ。ごめんね、お嬢さんたち」と更新している。(c)AFP