ザ・ザ・ガボールさん危篤か、関係者の話に食い違い
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【7月24日 AFP】前週17日に自宅で転倒して腰を骨折し、関節の置換手術を受けた往年のハリウッド女優、ザ・ザ・ガボール(Zsa Zsa Gabor)さん(93)が危篤状態に陥ったと伝えられた。
広報担当者ジョン・ブランシェット(John Blanchette)氏が23日に発表したところよると、ガボールさんは手術後入院したままで、しかも危篤状態にある。夫が22日に医師から伝えられた話では、ガボールさんは呼び掛けに反応していない。
しかしこの話が公になった直後には、娘のフランチェスカ・ヒルトン(Francesca Hilton)さんが「母ザ・ザ・ガボールは慎重な注意を要する状態ですが、昏睡状態ではありません。話していますし、投薬など治療プロセスにも慣れてきています。驚くようなニュースは何もなく、わたしは現在母のそばにいます」と、ガボールさんの回復を強調する短い声明を発表した。
広報のブランシェット氏は今週初め、手術は「非常にうまくいき」、入院中のカリフォルニア大学ロサンゼルス校医療センター(UCLA Medical Center)から数日以内にガボールさんは退院できるだろうと発表していた。
ガボールさんはハンガリー生まれで、移住した米国ハリウッドで活躍、美人コンテストのクイーンにもなった。9回の結婚や警察官を平手打ちしたことなど、私生活も話題になってきた。カリフォルニア(California)州の高級住宅地ベル・エア(Bel Air)にある邸宅で17日、好きなクイズ番組「ジョパディー(Jeopardy)」をテレビで見ながら電話を取ろうとして転倒した。
ガボールさんは、2002年に遭った交通事故で体の一部がまひし、車椅子を使用するようになり、さらに2005年には脳卒中で倒れるなど、近年は健康状態がおもわしくなかった。(c)AFP