【5月28日 AFP】米アカデミー賞受賞の英俳優ベン・キングズレー(Ben Kingsley)さん(66)がハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)」入りを果たし、米カリフォルニア(California)州ハリウッド(Hollywood)で27日、記念式典が開催された。

 キングズレーさんは2410人目の殿堂入り。記念式典はキングズレーさんが出演する映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂(Prince of Persia: The Sands of Time)』の公開前日に行われ、妻で女優のダニエラ・ラヴェンダー(Daniela Lavender)さんや友人のブルース・ウィリス(Bruce Willis )さんのほか、キングズレーさんのファン100人あまりが式典に出席した。

 英国人の母親とインド系の父親との間に生まれたキングズレーさんは1966年、ビートルズの元マネージャーのブライアン・エプスタイン(Brian Epstein)がプロデュースした舞台『A Smashing Day』でデビュー。本名はKrishna Pandit Bhanjiといったが、キャリアへの影響を懸念して改名した。その後、67年にロイヤル・シェークスピア・カンパニー(Royal Shakespeare Company)に入団。72年に映画『爆走!(Fear Is the Key)』でスクリーンデビューを果たした。

 米アカデミー賞には4回ノミネートされ、83年に映画『ガンジー』で主演男優賞を獲得。02年に英エリザベス女王(Queen Elizabeth II )からナイトの爵位(勲爵士)を授与された。

 2月には、インド・ボリウッド映画にもスリラー映画『Teen Patti』で初出演し、優秀な数学者を演じている。(c)AFP