リッキー・マーティン、同性愛者であることを告白
このニュースをシェア
【3月30日 AFP】プエルトリコ出身の歌手リッキー・マーティン(Ricky Martin、38)が29日、公式サイトで同性愛者であることを明かした。マーティンがゲイではないかといううわさは以前からあったが、突然のカミングアウトで世界中のファンを驚かせた。
腰を回転させる動作やサルサのような踊りを見せるマーティンに憧れるファンは世界中にいるが、特に女性ファンが多い。レコーディングやコンサートはほとんどスペイン語で行っているが、1999年の「Livin' La Vida Loca」の大ヒットなどのおかげで、英語圏にも多くのファンがいる。
「私は幸せな同性愛者だと誇りを持って言える。自分が自分であることに感謝している」こう明言したマーティンは数か月前に回顧録を書き始めた。その際、自分の性的指向を打ち明けようと決意。この決断は人生のターニングポイントとなったという。
「最初の一文を書いたときから、この本によって自分は、長い間自分の中に抱え続けてきたものから解き放たれると確信した」
さらに、自分の中にとどめておくことができないほど秘密が重くなったことや、自分が同性愛者だということは称賛に値するものだと考えているということなども明かした。
また、もっと早くに打ち明けなかった理由については、告白すればキャリアがダメになると以前から忠告を受けてきたからだと書かれている。
この告白によって自分は強さと勇気で満たされているというマーティンは、こう宣言した。「今日はわたしの日、今はわたしの瞬間だ」(c)AFP