【3月25日 AFP】米アラスカ(Alaska)州で最も有名な女性の1人サラ・ペイリン(Sarah Palin)前州知事が、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリー(Discovery)」の旅情報番組にガイド役で出演することになった。エンターテインメント情報紙バラエティー(Variety)が23日、報じた。

 バラエティーによれば、「サラ・ペイリンのアラスカ(Sarah Palin's Alaska)」というタイトルの同番組は、「元副大統領候補をガイド役に、49番目の州の興味深い特徴や伝統、魅力を中心に」伝える内容とされる。

 ディスカバリー側からは、何の発表もないが、バラエティーは、2008年にペイリン氏の夫が参加した犬ぞりレースが同チャンネルで放送された際、ペイリン氏がカメオ出演したことがあると指摘。また、新番組の1回のエピソードの製作費は100万ドル(約9000万円)以上で、「新人としては破格の額」だと伝えている。

 2008年の米大統領選挙で共和党の副大統領候補に選ばれたペイリン氏は、支持者から圧倒的な称賛を浴びる一方、不支持者には純然たる戦慄(せんりつ)をもたらす人物。同氏を起用すれば、支持者のほか批判的な人々や政治評論家らも、12年の次期大統領選に同氏が出馬するかどうかの手がかりを得ようと番組を視聴する可能性があり、高い視聴率が期待できる。(c)AFP