【12月3日 AFP】マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が大麻を吸っているとみられる場面を撮影した約50年前の無声カラー映像の存在が明らかになった。

 問題の映像は、1950年代後半に撮影されたもので、モンローはニュージャージー(New Jersey)州の民家で、友人らとともに楽しそうにはしゃいでいる。そしてリラックスした様子で、何かを吸っている。

 映像を公開したのは、収集家のキーヤ・モーガン(Keya Morgan)氏。モーガン氏は、モンローは1962年8月に殺害されたとする説を研究しており、その過程で今回の映像を発見。モンローとともにその場にいた友人の1人から、27万5000ドルで購入した。

 この女性と、この映像の存在を知っている元連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)捜査官は、モンローが吸っているのはたばこではなく大麻だと証言したという。

「この映像を撮影した女性は今も存命だ。彼女が大麻を巻いてマリリンに渡した」とモーガン氏は説明した。

 モーガン氏は、来年公開の、モンロー暗殺説を追ったドキュメンタリー『Marilyn Monroe: Murder on Fifth Helena Drive』の監督も務めている。

 モーガン氏は、当時のジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)大統領と会い、薬物に手を出しているモンローについて、FBIが大統領の安全を脅かす存在とみていたとしている。このため当時のFBIは、今回明らかになった映像のコピーを手に入れようとしていたという。(c)AFP