【10月27日 AFP】日本時間28日に行われる、故マイケル・ジャクソン(MIchael Jackson)のリハーサル映像を収めた映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(This Is It)』の世界同時公開に合わせ、コンサートが行われる予定だった英ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で同日、マイケルさんの思い出の品の展示会「マイケル・ジャクソン-オフィシャル・エキシビション(Michael Jackson: The Official Exhibition)」が開幕する。

 展示されるのは、マイケルさんの私物やコンサートの衣装や小道具など250点以上。マイケルさん愛用の品を間近で見ることができる。

 キュレーターのロバート・サンテリ(Robert Santelli)氏は語った。

「コンサートは行われない。マイケルもいないが、彼の伝説は残っている。この展示会ではその伝説をたたえる」

 華やかな展示品は、衣装、宝飾品、絵画、受賞の盾やトロフィー、楽器、小道具などで、マイケルさんが断固として手放さなかった物だ。

 中には、1983年に初めて左手に着用したスパンコールの白い手袋や、特許を取得した反重力ブーツ、黒のフェルトペンで自ら書いた「ビート・イット(Beat It)」の歌詞などもある。

 さらに、ネバーランド(Neverland)の門扉や、女優エリザベス・テーラー(Elizabeth Taylor)さんとロサンゼルス(Los Angeles)周辺をドライブしたロールス・ロイス・ファントム(Rolls-Royce Phantom)なども展示される。

 ロンドンでのコンサートで着用予定だったスパンコールが散りばめられた数々のジャケット、MJのモノグラムが内部に印刷されたマイケルさんお気に入りのローファー、「スリラー(Thriller)」に使用するゾンビのような衣装、黄金に輝く年代物のピアノ、故ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米大統領(当時)から1984年に送られた手紙、ジャクソン5(Jackson 5)時代の契約書なども見ることができる。

 展示会はロンドンで3か月間開催された後に欧州以外の2都市を巡る予定だが、まだ詳細は発表されていない。チケット価格は15ポンド(約2300円)。(c)AFP/Robin Millard