ポランスキー監督、米国がスイス政府に身柄引き渡し請求
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【10月23日 AFP】スイス司法省は23日、約30年前の少女に対する米国での淫行事件の容疑者として身柄を拘束している映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)氏について、米国から正式に身柄移送請求があったと発表した。
司法省発表によると、ベルン(Bern)の米大使館から前日、両国間の犯罪者の身柄引渡条約に基づき、ポランスキー氏の身柄を40日以内に米国に移送するよう要請する文書を受け取ったという。請求文書は、スイス当局がポランスキー監督の身柄を拘束しているチューリヒ(Zurich)州に転送された。
司法省はポランスキー氏の身柄について、スイスの裁判所で開かれる予備審問の結果や、同氏の弁護士が提供する情報に基づいて、米国の引き渡し請求に応じるかどうかを判断するという。
司法省が同氏の身柄引き渡しを決定した場合でも、ポランスキー氏には不服申し立てや連邦最高裁に上訴する権利がある。
ポランスキー氏は9月26日、チューリヒで開かれる映画祭に出席するためにスイスに入国した際に、当局に身柄を拘束された。その後、同氏は連邦刑事裁判所に保釈要請を提出したが、同裁判所は「逃亡する可能性が高い」として20日、要請を却下している。(c)AFP
司法省発表によると、ベルン(Bern)の米大使館から前日、両国間の犯罪者の身柄引渡条約に基づき、ポランスキー氏の身柄を40日以内に米国に移送するよう要請する文書を受け取ったという。請求文書は、スイス当局がポランスキー監督の身柄を拘束しているチューリヒ(Zurich)州に転送された。
司法省はポランスキー氏の身柄について、スイスの裁判所で開かれる予備審問の結果や、同氏の弁護士が提供する情報に基づいて、米国の引き渡し請求に応じるかどうかを判断するという。
司法省が同氏の身柄引き渡しを決定した場合でも、ポランスキー氏には不服申し立てや連邦最高裁に上訴する権利がある。
ポランスキー氏は9月26日、チューリヒで開かれる映画祭に出席するためにスイスに入国した際に、当局に身柄を拘束された。その後、同氏は連邦刑事裁判所に保釈要請を提出したが、同裁判所は「逃亡する可能性が高い」として20日、要請を却下している。(c)AFP