【10月20日 AFP】米歌手マドンナ(Madonna)さん(51)が、ニューヨーク(New York)マンハッタン(Manhattan)の高級アパートから強制退去の危機に立たされている。19日付のニューヨーク・ポスト(New York Post)紙によると、マドンナさんが住む部屋の階下の住人が、騒音に迷惑しているとして、マドンナさんとビル管理委員会を相手どり、ニューヨーク州裁判所に苦情申し立てを行ったのだ。

 階下に住むカレン・ジョージ(Karen Georg)さんは、訴状のなかで、「マドンナさんや来客たちは、常習的に理性を欠くほどの大音量で音楽を流して踊ったり、ダンスの練習を行い、このため、振動と騒音が、壁や天井、ヒートパイプを通じて伝わってきた」と訴えている。ビル管理委員会に対する訴状でも、「毎日、1時間半から3時間も、大音量の音楽、床上をはね回る騒音、壁の振動に耐えさせられてきた」と記されている。

 こうした事態をうけ、管理委員会側はマドンナさんに対し、騒音が改善されなければ強制退去とする旨を通達していることを明かした。

 マドンナさんは前年に映画監督のガイ・リッチー(Guy Ritchie)さんと離婚した後、英国からセントラルパーク・ウエスト(Central Park West)通りの高級アパートの7階に引っ越していた。(c)AFP