マドンナさん、写真無断使用の賠償金を獲得
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【10月7日 AFP】ロンドン高等法院は6日、米歌手マドンナ(Madonna)さんが元夫との結婚式の写真を無断掲載した英タブロイド紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)に損害賠償を求め勝訴した裁判に関し、賠償額を決定した。
同紙は前年、マドンナさんが映画監督で元夫のガイ・リッチー(Guy Ritchie)さんとの離婚を申請した後に、リッチーさんとの結婚式の写真を掲載。マドンナさんは無断掲載だとして、同紙を発行するアソシエーテッド・ニュースペーパーズ(Associated Newspapers)を提訴、500万ポンド(約7億円)の損害賠償を求め勝訴していた。
決定した賠償額については公開されなかったが、マドンナさんの代理人弁護士ジョン・ケリー(John Kelly)氏によれば、賠償金はマドンナさんが設立した慈善団体「レイジング・マラウイ(Raising Malawi)」に全額寄付されるという。
マドンナさんは、結婚式を完全にプライベートなものにしようと手を尽くしたという。しかし、自宅の内装を担当したインテリアデザイナーが2003年、アルバムにあった27枚の写真を無断でコピーし、ロサンゼルス(Los Angeles)在住の女性が2008年6月、メール・オン・サンデー紙に売却を申し出た。
同紙は、マドンナさんの離婚が決定し、世間の関心が高まった前年11月、写真を購入して10枚を掲載した。
アソシエーテッド・ニュースペーパーズの代理人弁護士は、不正に写真を購入したことを認め、マドンナさんに謝罪。写真を廃棄し、賠償金と裁判費用の支払いを受け入れた。(c)AFP