【10月2日 AFP】米CBSテレビの人気司会者、デービッド・レターマン(David Letterman)氏(62)が1日、番組内で不倫の事実を告白し、話題となっている。レターマン氏は既婚者。

 ニューヨーク(New York)のスタジオでの番組収録中、レターマン氏に「実は、番組のスタッフの女性たちとベッドを共にしたことがあるんだ」と切り出された聴衆は、当初、告白が事実なのか、いつものジョークなのか測りかねたようだった。

 レターマン氏によると、3週間ほど前、車の後部座席に封筒が置かれているのを発見。中には、不倫の事実を口外しない代償として200万ドル(約1億8000万円)を要求する手紙が入っていたという。

 しかし、レターマン氏は被害届けを出すことを決断。このため、同日裁判所に出廷し、大陪審の前で証言することになったという。「陪審員たちに、わたしがやらかした寒気がする出来事を、すべて話さなきゃならなかった」

 続けてレターマン氏は「不倫の事実が公になったら、恥ずかしいかと考えてみた。やはり、恥ずかしいよね。特に相手の女性にとってね」と笑いをとった後、「だが、ある男から『女とセックスしただろう。200万ドルをよこさなければ、面倒なことになるぞ』などと脅されるのは我慢ならない。その結果、今、こうしているんです」と聴衆に訴えた。

 同氏を脅迫した男は、逮捕されたという。

 同氏が司会を務める「レイト・ショー・ウィズ・デービッド・レターマン(Late Show with David Letterman)」は全米で根強い人気を誇るトーク番組で、前月には現役の米大統領としては初めてバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が出演し、話題を呼んだ。(c)AFP