ポランスキー擁護へ反動、欧州政界から法の裁きを求める声
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【10月1日 AFP】約30年前の少女淫行事件に絡み、映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)氏がスイスで身柄を拘束された問題で、映画関係者は同氏の釈放を求めているが、各国の政治家からは法の下で裁かれるべきという声が上がっている。
フランス政府は30日、同国文化・通信相がポランスキー氏に対する強い擁護の姿勢を示していたにもかかわらず、同氏が法の適用を逃れることはできないとして、支援しない立場を明らかにした。
ポランスキー氏が国籍を置いているポーランドのラドスワフ・シコルスキ(Radoslaw Sikorski)外相は、フランスのベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)外相とともにポランスキー氏釈放を求める書簡をヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)米国務長官に送ったが、ポーランドのドナルド・トゥスク(Donald Tusk)首相はそうした動きからは距離を置いている。
「この事件は優れたポーランドの映画監督が関わった何十年も前の話だが、レイプや子どもとの淫行の問題でもある。政治と混同させてはならない。愛国心を持ち出すべきではない」(トゥスク首相)
スイス社会民主党のMaria Roth-Bernasconi議員は「ポランスキー氏が行った事実が軽視されるのは本当に不快だ」と語り、同キリスト教民主党のDominique de Buman議員は、法の下で「皆が平等だ」と話した。
英国のデニス・マクシェーン(Denis MacShane)議員は、レイプに対する強いメッセージを送るために、ポランスキー氏の米国への身柄引き渡しを支持するよう欧州会議(Council of Europe)に呼びかけた。
「ポランスキー氏は13歳の少女を誘い、薬物を与え、アナルセックスに至った。児童に対する性的虐待を犯したポランスキー氏は、その暴力行為の責任を負うべきだ。そうすることで、映画監督としての才能があろうとも少女への暴行は許されないというメッセージを送ることになる」(c)AFP
フランス政府は30日、同国文化・通信相がポランスキー氏に対する強い擁護の姿勢を示していたにもかかわらず、同氏が法の適用を逃れることはできないとして、支援しない立場を明らかにした。
ポランスキー氏が国籍を置いているポーランドのラドスワフ・シコルスキ(Radoslaw Sikorski)外相は、フランスのベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)外相とともにポランスキー氏釈放を求める書簡をヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)米国務長官に送ったが、ポーランドのドナルド・トゥスク(Donald Tusk)首相はそうした動きからは距離を置いている。
「この事件は優れたポーランドの映画監督が関わった何十年も前の話だが、レイプや子どもとの淫行の問題でもある。政治と混同させてはならない。愛国心を持ち出すべきではない」(トゥスク首相)
スイス社会民主党のMaria Roth-Bernasconi議員は「ポランスキー氏が行った事実が軽視されるのは本当に不快だ」と語り、同キリスト教民主党のDominique de Buman議員は、法の下で「皆が平等だ」と話した。
英国のデニス・マクシェーン(Denis MacShane)議員は、レイプに対する強いメッセージを送るために、ポランスキー氏の米国への身柄引き渡しを支持するよう欧州会議(Council of Europe)に呼びかけた。
「ポランスキー氏は13歳の少女を誘い、薬物を与え、アナルセックスに至った。児童に対する性的虐待を犯したポランスキー氏は、その暴力行為の責任を負うべきだ。そうすることで、映画監督としての才能があろうとも少女への暴行は許されないというメッセージを送ることになる」(c)AFP