マイケル・ジャクソンさん「他殺」が濃厚、麻酔薬致死量投与で
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【8月25日 AFP】6月に急死した故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの死因について、24日に公開された宣誓供述書は、麻酔薬「プロポフォール」の致死量投与が死因と結論付けた。これにより、マイケルさんの死が「他殺」と断定され、マイケルさんの主治医だったコンラッド・マーレー(Conrad Murray)氏に刑事責任が問われる可能性が強くなった。
しかし、ロサンゼルス(Los Angeles)郡検視局は同日、他殺と断定したかどうかについて、肯定も否定もしなかった。また、検視局が他殺と断定したとの各報道については否定した。
宣誓供述書によれば、主任検視官は「ディプリバン(Diprivan)」の市販名で知られる強力な麻酔剤「プロポフォール」の致死量投与が死因」だと、検査の初期評価を下した。
また供述書によると、マーレー氏は警察に対し、マイケルさんの不眠症治療のため6週間にわたり毎晩プロポフォールを投与したことを認めている。最初は毎晩50ミリグラムだったが、マーレー氏はマイケルさんが中毒になることを懸念し、6月22日にプロポフォールの投与量を半分にし、代わりにロラゼパムとミダゾラムも投与するようになった。
翌晩はプロポフォールをはずし、この2種類だけを投与したところ、マイケルさんはその晩は眠れたが、そのさらに次の日からまったく寝付けなくなり、「およそ連続1040時間、起きていた」。
このため、マーレー氏は局所麻酔薬のリドカインで希釈したプロポフォール25ミリグラムを、マイケルさんの懇願に従い、点滴投与したとされる。マーレー氏はマイケルさんの状態を監視していたが、トイレに立った2分の隙に、マイケルさんの呼吸が止まっていた。
捜査当局はこれまで、ラスベガス(Las Vegas)とヒューストン(Houston)にあるマーレー氏の診療所や、薬物を提供したラスベガスの薬局を家宅捜索した。
マーレー氏は捜査当局に対し、マイケルさんにプロポフォールと投与した医師は自分が初めてではないと語っている。マイケルさんはプロポフォールのことを、自分の「ミルク」と呼んでいたという。
専門家らは、マイケルさんに対する薬物のカクテル投与はきわめて危険だったと指摘し、マーレー氏の措置が医療過誤にあたらないかどうか、捜査すべきだという声もあがっている。(c)AFP
しかし、ロサンゼルス(Los Angeles)郡検視局は同日、他殺と断定したかどうかについて、肯定も否定もしなかった。また、検視局が他殺と断定したとの各報道については否定した。
宣誓供述書によれば、主任検視官は「ディプリバン(Diprivan)」の市販名で知られる強力な麻酔剤「プロポフォール」の致死量投与が死因」だと、検査の初期評価を下した。
また供述書によると、マーレー氏は警察に対し、マイケルさんの不眠症治療のため6週間にわたり毎晩プロポフォールを投与したことを認めている。最初は毎晩50ミリグラムだったが、マーレー氏はマイケルさんが中毒になることを懸念し、6月22日にプロポフォールの投与量を半分にし、代わりにロラゼパムとミダゾラムも投与するようになった。
翌晩はプロポフォールをはずし、この2種類だけを投与したところ、マイケルさんはその晩は眠れたが、そのさらに次の日からまったく寝付けなくなり、「およそ連続1040時間、起きていた」。
このため、マーレー氏は局所麻酔薬のリドカインで希釈したプロポフォール25ミリグラムを、マイケルさんの懇願に従い、点滴投与したとされる。マーレー氏はマイケルさんの状態を監視していたが、トイレに立った2分の隙に、マイケルさんの呼吸が止まっていた。
捜査当局はこれまで、ラスベガス(Las Vegas)とヒューストン(Houston)にあるマーレー氏の診療所や、薬物を提供したラスベガスの薬局を家宅捜索した。
マーレー氏は捜査当局に対し、マイケルさんにプロポフォールと投与した医師は自分が初めてではないと語っている。マイケルさんはプロポフォールのことを、自分の「ミルク」と呼んでいたという。
専門家らは、マイケルさんに対する薬物のカクテル投与はきわめて危険だったと指摘し、マーレー氏の措置が医療過誤にあたらないかどうか、捜査すべきだという声もあがっている。(c)AFP