【7月8日 AFP】米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの追悼式が7日、米ロサンゼルス(Los Angeles)のステープルズ・センター(Staples Center)で行われたが、マイケルさんと親しかったダイアナ・ロス(Diana Ross)さん、エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)さん、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)さんは欠席した。

 マイケルさんの遺言書で遺児たちの後継後見人に指名されたロスさんはメッセージを寄せ、スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)さんが読み上げた。

「わたしは欠席し、沈黙を守ることにした。わたしにとってはそれが最適だと思った」

「マイケルはわたしの大切な人であり、わたしの世界の貴重な一部であり、わたしを織りなしているものの一部だった。マイケルは自分の子どもたちのために、わたしに居てほしいと望んだ。彼らがわたしを必要とするとき、わたしはいつでもそこに居る」

「マイケルを愛した人々の悲しみに、今日で終止符が打たれることを願う」

 テイラーさんは、米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」に、哀悼の言葉を掲載した。

「わたしが多くの人々と悲しみを分かち合うことをマイケルは望んでいないだろう。わたしの気持ちはわたしたち2人のものであって、おおっぴらにするものではない」「世間の騒動には参加できない。人々の前で語れるかどうかも保証できない」

 テイラーさんの代理人は、これらのコメントがテイラーさん自身のものであることを認めた。テイラーさんはマイケルさんの死後、何度もツイッターに書き込みを行っている。

 マイケルさんの死を受けた最初のコメントが載せられたのは、6月26日午後3時57分(現地時間)だった。「わたしの心は・・・精神は・・・壊れてしまった。マイケルを全身全霊で愛していた。彼のいない人生なんて想像できない」

 さらに数分後には、「わたしたちがどれほど愛し合っていたか誰にもわからないだろう。わたしの知る中で一番純真な愛だった。寂しくなる。いや、違う。わたしの心に永遠に生き続けるから。でも足りない。とてもむなしい」

 アルバム『スリラー(Thriller)』のプロデューサーとして知られ、「バッド(Bad)」や「Off the Wall」も手がけたクインシー・ジョーンズさんは、チェコの映画祭で行われたチャリティーイベント出席のため欠席した。(c)AFP