【7月6日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの追悼式の主催者は5日、1万7500枚の入場券に対し160万人もの応募があったと発表した。

 追悼式は7日、米ロサンゼルス(Los Angeles)のステイプルズ・センター(Staples Center)で開催される。入場券は同センターの1万1000席分と、式の模様を中継する近隣会場の6500席分。ともに無料で、インターネット申し込みは4日夜(現地時間)に締め切られた。

 当選者は、日本時間6日午前3時以降に主催社AEGライブ(AEG Live)からメールで通知される。無作為に選ばれたラッキーな8750組が2枚ずつ入場券を手にする。

 90分の式の詳細は発表されていないが、主催者はマイケルさんの人生をたたえるものにするとしている。

 プロデューサーは、ニューヨーク・デーリー・ニューズ(New York Daily News)紙に対し、「有名な歌手らが登場する可能性もあるが、しめやかな式になるだろう」と語った。

 マイケルさんの埋葬場所については、明らかにはなっていない。

■薬を処方した医師が捜査対象に

 一方、警察当局はマイケルさんに薬を処方した5人の医師を捜査対象にしていると報じられている。

 米ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙は当局関係者の話として、捜査員がマイケルさんの自宅で発見した様々な処方薬の中に、強力な鎮静剤「ディプリバン(Diprivan、プロポフォールの商品名)」があったと報じた。

 プロポフォールは大規模な手術を受ける患者の麻酔薬として病院で一般的に用いられている。専門家は、心臓に影響を与える恐れがあるため投与時には麻酔専門医が血圧などを注意深く監視することが不可欠で、家庭で使うことはあり得ないと指摘している。

 ロサンゼルス検視当局は、完全な毒物検査が終わるまで最終的な死因は明かされないとしている。(c)AFP