【7月2日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの葬儀に関してマイケルさんの遺族は1日、ネバーランド(Neverland)で3日に行われるとした報道内容を否定した。一般葬儀の予定については後日発表するという。

 これにより、エルビス・プレスリー(Elvis Presley)にとってのグレースランド(Graceland)のように、ネバーランドがマイケルさんの聖地のような場所になるのではないかという憶測が一掃された。

 ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙は先日、遺族はネバーランドでの遺体の埋葬を希望していると報じていた。

 新たな葬儀について、地元メディアは2万人を収容するステイプルズ・センター(Staples Center)か、1984年のロサンゼルス五輪のメイン会場となったロサンゼルス・メモリアル・コロシアム(Los Angeles Memorial Coliseum)で行われるのではないかと報じている。

■公開された遺書

 ネバーランドでの葬儀については、2002年に書かれたマイケルさんの遺書がロサンゼルス郡上級裁判所に提出され、その内容が明らかになるとともに、否定された。

 5ページにわたる遺書には、さらに驚く内容が記されていた。実母キャサリン・ジャクソン(Katherine Jackson)さんが死亡した場合は、歌手のダイアナ・ロス(Diana Ross)さんを子どもたちの後見人にしたいというものだ。

 そのほか、マイケルさんの遺産は家族のための基金「マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト(Michael Jackson Family Trust)」に信託されるという内容もあったが、詳細については明かされなかった。

 遺書とともに提出された書類によれば、マイケルさんの遺産は5億ドル(約480億円)以上。しかし、その算出方法は明確ではない。死亡したときには、多額の負債を抱えていたと言われている。(c)AFP/Rob Woollard