【6月12日 AFP】アフリカ・マラウイの最高裁は12日、米歌手マドンナ(Madonna)さんから出されていた2人目の養子縁組の申請を認めた。

 最高裁のラブモア・ムンロ(Lovemore Munro)裁判長は、マドンナさんには安定した収入があると指摘。また、外国人なら、養子となる女児チファンド・マーシー・ジェームズ(Chifundo Mercy James)ちゃんに十分な愛情を注いで育てられるとして、マーシーちゃんを養子とすることを認めた。

 マドンナさんは、2006年に南部の商業都市ブランタイア(Blantyre)近郊の孤児院を訪れた際に、マーシーちゃんと出会い、養子縁組を決めたという。

 マラウイの法律は、外国人が養子縁組みを申請する際、同国に18か月以上居住していることを条件としているが、マドンナさんはこの条件を満たしていないことから、マドンナさんの申請は高裁では却下された。

 マドンナさんは、2006年にもデービッド・バンダ(David Banda)ちゃんを養子に迎えているが、この時も、児童人権保護団体などが居住条件やマラウイ人を優先すべきだと主張し、抗議運動を展開した。(c)AFP