【5月7日 AFP】米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの元広報担当の女性が、ジャクソンさんに対し、雇用契約違反で4400万ドル(約43億円)の賠償金を求める裁判を起こした。女性が6日に発表した。

 原告の女性Raymone Bainさんは、ジャクソンさんの児童に対する性的虐待疑惑の裁判が開かれていたころ、5年にわたりジャクソンさんの広報担当として働いた。

「長い間、私の雇用主であり、人々から非常に尊敬されているマイケル・ジャクソンを訴えなければならないことはとても残念。ジャクソンさんとは長い間、生産的で有益な関係だった。残念ながらジャクソンさんは、契約の金銭的取り決めを守っていない」とBainさんはコメントを出した。

 さらにBainさんは、裁判により、ジャクソンさんとの関係についてさまざまなうわさや非難が出るだろうが、真実は法廷で明らかになるとしている。

 一方で、今でもジャクソンさんのファンだというBainさんは、ジャクソンさんのために働いたことを後悔はしておらず、自分にとってジャクソンさんは「キング・オブ・ポップ」だと語った。

 ジャクソンさんは7月からロンドンでコンサートを予定している。4月には、私物のオークションが中止になった。(c)AFP